陰陽五行の話



先祖供養と財運

運命学では男と女そして男の子がいてひとつの家族とみなします。
韓国・朝鮮の場合<族譜>というものがあって、その一族の始祖から連綿と続く祖先ひとりひとりが明記され最後に自分に繋がっているのです。例えば朴家であれば新羅の始祖である朴赫居世からその時代時代に活躍した支配階級の官僚や偉い学者、文人、武人などの経歴から一族王様の墓の地理に至るまで記されています。
その分厚い記録は長い歴史を私たちに示してくれます。これは否が応にも過去から現在そしてこれからも続くであろう一族の未来までまさしく血脈を見せ付けるのですが、これも父権的文化、氏族的組織、父権的族長制、英雄的祖先崇拝、そして天神信仰なのです。この姓による組織、儒教的精神世界がここにあります。

日本の場合、明治まで武士以外の町民、百姓には名前はありましたが姓はありませんでした。姓が無いということは、家の概念をもつのが難しい。そこで仏教の布教と寺の存在によってその血脈は繋がれてきたのです。この無形の縦線は、目に見えない人脈です。現実世界の横線の人脈と比べてみてください。
縦は身内で絶対的信頼と愛に裏打ちされている自分に一番近い人たちの応援団です。なんでも陰と陽、表と裏、天と地、乾坤一体となし中これを得られるのです。縦なくして横線だけでの成功はありません。一年に2回お彼岸にお墓参りをしますが、これは地球の赤道と太陽、月など5惑星が通る黄道が交差する日で、天地人が融和する、つまり天界と生きている人が交流できる日なのです。生活に根付く風習にはそれなりの理由があります。
つまり自分自身の財運をつくるためには先祖供養、3代前なら祖父母、これなら身近に感じてお参りできるはずです。年中行事をちゃんと心こめて行ってください、これにより福が自然に舞い込んでくるというものです。